28歳、ゆるく生きたい。

プライドばっかり高くってメンタルは弱い。  なんちゃってキャリア志向を捨て去り、    ストレスフリーな日々をめざす人の脱力譚。

惚気話はほどほどに。

聞かれもしない彼氏の話を延々と喋る女が苦手だ。

 

自分に浮いた話がないから妬んでいると

言われてしまえばそれまでである。

 

 

そもそも、「その場に居ない人」かつ

「その場の人間の共通の知り合いではない人」の

パーソナルな情報を頻繁に話題の中心に据えること自体、

ちょっと気遣いに欠けるというか、品がないと感じる。

 

 

エピソードトーク

エピソードそのものが面白い・共感できる場合と、

登場人物の人柄を知っているからこそ面白い・共感できる場合がある。

 

 

話が上手い人は、

エピソード自体に話の焦点を当てているので

登場人物が聞き手にとって会ったことのない人でも、

そのエピソードを通して気がついたら親近感を抱いている。

 

次回会ったときに

「そういえば、その後お母さんはお変わりないですか?」

「彼氏さんってお仕事は何されてるんですか?」なんて

こちらから興味を持って尋ねてしまうほどである。

 

 

対して、登場人物そのものに話の焦点が当たっている場合、

聞き手は会ったこともない・まだ興味を持っていない人間の

容姿から性格から趣味嗜好から口癖にいたるまで

延々とプロフィールを聞かされることになり、

こちらが興味・親近感を抱く前から腹一杯にさせられる。

 

平たく言うと、要領を得ないつまらん話である。

聞き手の共感ポイントも皆無と言って差し支えない。

 

 

残念ながら、彼氏の惚気を延々と撒き散らす女や

ランチタイムにゴシップで盛り上がるOLなど

この手合いはなかなか生息域が広い。

 

遭遇してしまったら、なんとかこちらの相槌で

話の方向性を変えられるよう努力あるのみ。

 

 

その場に居ない自分の知り合い・身内の話をしたければ、

その人のパーソナルな情報は、聞き手から質問させること。

質問させるような魅力的なエピソードを語ること。

 

それが聞き手と登場人物の両方に対する気遣いだと思う。

自戒を込めて。