28歳、ゆるく生きたい。

プライドばっかり高くってメンタルは弱い。  なんちゃってキャリア志向を捨て去り、    ストレスフリーな日々をめざす人の脱力譚。

ほどよい咀嚼をめざして。

仕事柄、システムで何かトラブルが起きたときや

ソフトウェアの使い方についてなど、

「素人さんにもわかるように説明する」機会が多い。

 

一応断っておくと、私も立派な素人さんである。

ITの知識などほぼないし、

自分の家にちゃんとインターネットが繋がってるのすら

不思議なくらいである。

(どうやって手続きしたのか記憶にない)

 

 

事務職2~3年で身につくレベルのExcelスキルだけで

入社早々「パソコンに詳しい人」と認定された結果

なぜか今、情報システム部に居る。

専門家諸兄が青ざめるような人事である。

 

(元々営業事務で採用してもらったのに

自分の我が儘で部署を移してもらった経緯もあるので

決して弊社の人事がアホなわけではない)

 

 

異動してもうじき半年。

ようやく仕事に慣れてきて、最近少し忙しい。

 

素人ながらも、結構この仕事に適性があるのではと

最近になって思えるようになってきた。

 

 

最初の半年間は営業部門で仕事をしていたので、

業務の流れと基幹システムの使い方は一通り心得た。

 

また、弊社情シスは社内SE的な仕事は全くなく、

専門的なことは基本的に取引業者に問い合わせる。

丁寧に説明してくれるため、私のような素人でも

業者さんが何を言っているのかは理解できる。

 

 

つまり、

「うちの現場が言っていることも、

業者さんが言っていることも両方大体わかる」

という立場で、両者の通訳をすることができる。

 

これが案外重宝がられるので、楽しいと感じることも増えてきた。

 

 

自分も現場出身のシステム素人なので、

「現場の素人さんにもわかるような説明」には特に力を入れているが

最近は一周回って何がわかりやすいのかがわからなくなってきた。

 

話をかみ砕き過ぎるあまり、

単純なことを却って難しく説明しているような心持ちがしてくる。

 

 

一斉送信しようと準備している社内メールも、

何遍読み返してもしっくりこない。

ゲシュタルト崩壊のような不安。

 

 

まぁ、こういうのも含めて

今は結構気楽で楽しい商売である。

 

専門知識も引き続き勉強していかないといけないけど、

現場の素人さん感覚を失わずにやっていくことが

とりあえずこの会社ではいちばん必要かなと感じる。

 

しばらくこの道で頑張ってみたいな。